国民健康保険・国民年金への移行手続き！出張所では？【体験談】

会社を退職し、失業状態に陥った私は、「国民健康保険」と「国民年金」への移行手続きをするために市役所の出張所に行ってきました。

会社を退職すると

まず、会社を退職すると、会社で加入していた健康保険組合（または協会けんぽ）や厚生年金から脱退することになります。

自営業者やフリーター、失業者は、国民健康保険と国民年金への加入が必要になり、両方とも退職日の翌日から14日以内に手続きが必要です。

私は、退職から4日後に手続きをすることにしました。

準備するもの

まず、市役所に行く前に必要なようなものを準備しました。

「健康保険・厚生年金保険資格喪失届」は、会社の健康保険組合や厚生年金を脱退したことの証明書です。私は退職した日に、保険証の返還と同時にもらいました。

ちなみに、印鑑は持って行ったものの不要でした。

いざ、市役所の出張所へ

さて、必要なものを準備したら、自分の住んでいる市役所に行こうと思ったのですが、近くの出張所でも手続きができるようなので、出張所に行くことにしました。

出張所の窓口で、「会社を退職したので、国民健康保険と国民年金への移行手続きをお願いしたいのですが…」と申し出ました。

国民健康保険の手続き

まず、持参した「健康保険・厚生年金保険資格喪失届」を提出し、コピーを取られます。そして、「国民健康保険への申請用紙」に記入します。

申請用紙には、「自分の名前、住所、電話番号、個人番号（マイナンバー）、世帯主」を記入しました。

▲国保への異動届に記入する

印鑑は本人が申請する場合は不要で、また、世帯主の個人番号を記入する欄もありましたがこちらも不要なようです。

記入を終えて、窓口に提出すると、本人確認として免許証を出し、免許番号を控えられました。これはマイナンバーカードなどでもいいようです。

国民年金への移行手続き

次に、そのまま国民年金への手続きをします。先ほど提出した、「健康保険・厚生年金保険資格喪失届」はこちらにも使えるので、再度の提出は不要なようです。

先ほどと同じように、国民年金の申請用紙を渡され、記入します。こちらも、「自分の名前、住所、生年月日、個人番号、資格取得日」を記入しました。

▲国民年金の申請用紙に記入します

こちらも押印欄がありますが、本人が申請する場合は不要なようです。資格取得日は、退職日の翌日になります。

出張所の業務について

出張所では、国民健康保険と国民年金への移行手続きだけで、国民健康保険の保険証は後から郵送になり、すぐにはもらえませんでした。ちなみに郵送料は掛かりません。

すぐに保険証が必要な方は、直接市役所で手続をした方がよさそうです。

また、出張所の人は、細かい業務には不慣れな人が多く、わざわざ市役所に電話して聞いていたりしました。正直、市役所に行って手続きをした方がすんなり済むなと感じました。

国民健康保険証が郵送で届く

その後、出張所で手続きをしてから6日経って、国民健康の被保険者証がようやく郵送で届きました。

▲ようやく薄っぺらい保険証が届く

私はその間に病院に行きたかったので、もっと早く保険証が欲しかったのですが、仕方ありません。

ちなみに、封筒はなぜか世帯主名義で届いたので、世帯主の父親が先に郵便を開けてしまいました。

国民健康保険、国民年金の納付書が郵送で届く

退職してから１か月半後、出張所で異動の手続をしてから１か月と10日ほどで、国民健康保険料と国民年金の納付書の封筒が同時に届きました。

同時に届いたにもかかわらず、国民健康保険は市役所からの封筒で、またもなぜか世帯主の父親名義、一方、国民年金は日本年金機構からの封筒でなぜか２通届き、自分名義でした。

保険料の管理は別々のようです。

届いた納付書は、国民健康保険料の方は、まだ支払っていなかった先月分の１ヶ月分だけの納付書１枚だけでした。

一方、国民年金は同じくまだ支払っていない「先月3月の1か月分の納付書」の封筒と、「今年度4月～3月まで1年分の納付書」が入った封筒の、２つも届きました。

今年度分は、1ヶ月ごとの支払い×12枚（12か月分）、6ヶ月支払い×1枚、1年支払い×1枚で、好きな支払期間を選べるようです。