電気代

プログラムタイマーでスマホの充電を夜間にシフトして移して、電気代を節約!

近年の物価上昇の影響で電気代はどんどん上昇し、2024年5月分からは政府の電気・ガス代の負担軽減策である補助金制度も終了します。

そんな、高止まりする電気代を安く抑えたいですよね。 

オール電化などで、夜間の電気料金が安く設定されているプランの場合、電気代を安くするコツがあります。

 プログラムタイマーという機器を使うことにより、使用する電気を夜間にシフトすれば、その昼間料金と夜間料金の差額分の電気代が浮くのです。

 東京電力の夜間の安い料金体系は?

東京電力の場合、夜間の電力料金が安いプランは、オール電化のスマートライフプラン、通常プランの夜トク8、夜トク12があります。

以前のオール電化の料金プランに、電化上手というものがありましたが、2016年3月31日で新規受付は終了しています。しかし、現在そのプランで契約している家庭の場合は、継続して利用できます。

夜間料金が安いプランは、だいたい10円程度、安く設定されています。夜間に回せる電気料金を全て夜間に回すことができれば、それだけ電気代浮きます

スマートライフS、L料金
昼間(早朝6:00~深夜1:00)25.33円
夜間(深夜1:00~早朝6:00)17.46円
夜トク8 
昼間(早朝7:00~深夜11:00)32.14円
夜間(深夜11:00~早朝7:00)20.78円
夜トク12 
昼間(早朝7:00~深夜11:00)33.76円
夜間(深夜11:00~早朝7:00)22.55円
電化上手(※新規受付は終了) 
昼間(10:00~17:00)31.73円(7~9月38.72円)
朝晩(7:00~10:00、17:00~23:00)26.01円
夜間(23:00~7:00)12.25円

なお、現在のプランが電化上手は、スマートライフプランに乗り換えると、料金が高くなる可能性が高いようなので、そのまま電化上手のプランの方がお得だと思われます。

プログラムタイマーで夜間に電力をシフトする

そこで、このプログラムタイマーというものが役に立ちます。

タイマーをセットしておき、これをコンセントにつなぐと、設定した時間帯に通電します。OFFにしておけば通電しませんので、電気料金は発生しません。

これを電気料金の安い夜間通電するよう設定をすれば、料金が安く済みます。

夜間に電気代をシフトできるものは、主に充電が必要な機器です。

  • スマートフォン
  • 固定電話の子機
  • ノートパソコン
  • MP3プレイヤー
  • 電子書籍
  • デジタルカメラ
  • 充電池

などなど、充電して使う電子機器で、すぐに充電する必要がない場合は、夜間に充電させても問題ないですよね?

 プログラムタイマーの機能は?

プログラムタイマーの設定は、

  1. ONにする時間
  2. OFFにする時間
  3. 稼働する曜日

の3種です。これを1件のプログラムと数え、この機種の場合は最大14件までプログラム出来ます。

稼働する曜日についてですが、この機種の場合の設定は、

  1. 毎日
  2. 月曜~日曜の中の1日間
  3. 平日の5日間(月~金曜)
  4. 土日の2日間

の4種類です。つまり、曜日の設定を平日の5日間の設定にすると、1件分のプログラムで月曜から金曜に起動します。

例えば、月曜と木曜だけ起動したい場合、月曜の設定と、木曜の設定をすることになり、2件分のプログラムを使用します。

プログラムの設定とは別に、通電方法も設定します。

  1. 常時ON
  2. 常時OFF
  3. 設定時間にON→設定時間にOFF
  4. 現在ON→設定時間にOFF

の4種類です。ONに設定すれば常時通電、OFFならずっと切れたままになります。タイマーとして使うのなら通常③ですが、④の現在通電状態から設定時間になるとOFFという設定もできます。

例を挙げたいと思います。

曜日通電状態ONの時間OFFの時間
毎日設定時間にON→設定時間にOFF午前4時午前6時
平日設定時間にON→設定時間にOFFお昼12時午後3時
なし現在ON→設定時間にOFF今から午後2時

などなど…

色々な設定が出来るので、節電以外にも、防犯イルミネーションのON、OFFなど、タイマーが設定出来ない機器に使用することで、通電時間を制御できます。

プログラムタイマーはアナログ製品も多いのですが、やはりデジタル式の方が、時間設定がしやすいので便利だと思います。

 ついでに、スマホの電池寿命を延ばせる

スマートフォンはリチウムイオン電池を使用しているので、毎回100%まで充電すると電池の劣化が早くなってしまいます。

そこで、このプログラムタイマーを使って充電時間を調整して、電池容量が80~90%くらいになるように通電時間を設定しておくと電池が非常に長持ちします。

多くのスマートフォンが空の状態からだと2時間程度で満充電になると思いますので、1時間50分程度の通電時間に設定しておけば、9割程度に充電したところで通電が止まります。

 気になる点

色々便利なプログラムタイマーですが、この機種には気になる点もあります。通電中のパイロットランプかなり明るく、夜間だと非常に気になるのです。

寝ていれば気づかないのですが、眠りが浅い状態だと、すぐに部屋全体が薄青く光っていることに気づきます。そこで、私は黒いビニールテープを貼りました!

少し格好悪いですが、これで夜でも部屋は明るくならなくなりました。

それと、時計の設定ですが、長い期間使っていると数分程度ずれが生じます。私は1年くらいで30分ほどずれました。時間を設定しなおせばいいので、問題はありません。

私のプログラムタイマーは「PT50DW」という古い機種ですが、現在は「PT70DW」や「PT80DW」

という新しい機種に変わりました。

 まとめ

このように、夜間の電気料金が安い場合は、このプログラムタイマーを使用することで、電気代を安くできます。

電気代の節約だけでなく、防犯やイルミネーションの点灯などにも利用できるので、非常に便利です。ぜひ使ってみはいかがでしょうか。