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Go ProのGPS信号が安定しない場合

Go Proの動画撮影時では、GPS信号を取得して、移動経路、速度、高さなどを追跡してくれる「GPSパフォーマンスステッカー」という面白い機能があります。
この呼び方にはいろいろあるそうです…

 

👆 移動経路(左上)、速度(左下)、G(その右)、スピードメーター(右下)、高度や時刻など(右中央)

 

ただ、その機能を利用するには、Go Pro Quik」というGo Proの公式動画編集ソフトを使う必要があります。

このソフトで、撮影した動画に移動経路や速度などの情報を埋め込むことが出来ます。

 GPS信号の取得

GPS信号の取得には、Go Pro本体のメイン画面を下にスワイプして、「ユーザー設定」をタップし、「地域」からGPSをオンにするとGPS衛星信号を取得できます。

けれど、このGPS信号の取得がどうも不安定なのです…

動画撮影時は、Go Pro本体だけではGPS信号を取得しているか分からずGo Pro Quikでの再生時に初めてGPS信号を取得しているかどうかが判明するのです。

そして、いざ撮った動画を再生してみるとGPS信号の取得に失敗していることがよくあります。

 撮影した動画にGPS情報が入っていない…

Go Proでは電源ボタンを押さなくてもシャッターボタンを直接押せば、勝手に電源が入ってすぐに撮影を開始できる「クイックキャプチャ」という機能が便利ですが、その方法だとGPS信号がすぐに掴めず、GPS情報のない動画が出来上がってしまいます。

しばらく撮影していれば途中からGPS信号を取得してくれたりしますが、その場合、GPS信号の取得が非常に遅い場合が多いのです。

公式では、「GPS信号を確立するのに1分くらいかかる場合があります」と書かれてあります。

つまり、もしGPS情報を利用した動画を作りたい場合には、先に電源を入れてGPS信号がカメラをロックオンされるのを確認しなければいけないのです。

その方法は、Go Pro本体の「ユーザー設定」画面の上部のGPSアイコンを見れば確認できるのですが、GPS信号がオンの状態になっているのを確認しても、実際に録画を開始するとGPS信号を取得していなかったりします。つまり、そのGPSアイコンのオン、オフはあまり役に立ちません。


↑ GPSアイコンが灰色から白く変化しロックオンされている状態だが、撮影した動画にはGPS情報が入っていない場合も…

 GPS信号を確実に受信するには…

長時間電源を切っていた場合、1~2分電源を入れっぱなしにすればGPS信号をロックオンしてくれる場合が多く、そこからシャッターボタンを押して録画を開始すれば、GPS情報の入った動画が完成します。

そして、一度録画を止めて再度録画を開始する場合、時間を開けなければGPSのロックオンを確認しなくてもクイックキャプチャですぐに録画を開始してもGPS信号を取得してくれますが、時間をあけて録画する場合はまた電源を1~2分入れっぱなしにして、GPS信号のロックオンを待っておいた方がいいでしょう。

ただ、屋内や車の中だとやはりGPS信号は安定しなく、1~2分電源を入れっぱなしにしてGPS信号のロックオンを確実にしても、撮影途中で信号が途切れたりします。

地下などに至っては信号が入らない場合がほとんどです。

GPS情報を利用しない動画を撮る場合はそのようなことを考慮する必要はないので、すぐにシャッターボタン(録画ボタン)を押して撮影を開始しても問題ないです。

 まとめ

長時間、Go Proの電源を切っていた場合はGPS信号がカメラをロックするのに時間がかかるため、GPSアイコンの点灯は当てにせずに、電源を1~2分入れっぱなしにしてGPS信号がロックするのを確実にしてから録画ボタンを押して撮影を開始した方が確実です。

ただ、それでも屋内や車内だとGPS信号は不安定です。