格安SIMを利用しようと思った時に、スマホ端末をどうするか悩む方も多いと思います。
格安SIMの場合は、基本はSIMカードのレンタル販売による「通信回線」の提供です。
そのため、スマホ端末を買いたい場合に不都合が生じます。
格安SIMのスマホ選びの欠点
- 店舗が少なく、スマホ端末を実際に確かめられない
- SIMフリースマホのため、種類が少なく、機能も不十分
そこで今回は、格安SIMを利用する時に、自分でスマホを購入したい場合は、どうすればいいかをご紹介したいと思います。
気に入ったスマホを探す
実際の店舗でスマホを触ってみる
格安SIM業者は店舗を持たない場合が多いので、ネットの写真やスペック情報だけでスマホを選ぶことになります。
ただ、ネットだけで選ぼうとすると、サイズ感や操作性や、デザインなど、分かりにくい場合が多いですよね?
そんな場合は、家電量販店や、ドコモやauなどの大手キャリアなどの店舗に行って、実際にスマホを手に取って触ってみるのがいいと思います。
▲家電量販店などでスマホを手に取って触ってみる
「キャリアのスマホ」と「SIMフリースマホ」
家電量販店に並んでいるのは、ドコモなどの「キャリアのスマホ」と、格安SIM業者の「SIMフリースマホ」です。
ソニーやシャープなどのスマホ製造メーカーは、まったく同じ機種でも、「キャリア向け」と「格安SIM業者向け」に分けている場合があります。
例えば、私が欲しかったシャープが製造している「AQUOS R Compact」というスマホ端末は、「au」と「ソフトバンク」などのキャリア向けの他にも、「SIMフリー端末」を作っていて、外観も性能もほぼ同じです。
スマホ端末 | 提供キャリア | 型番 |
AQUOS R Compact | au | SHV41 |
ソフトバンク | 701SH | |
SIMフリー端末 | SH-M06 |
そのため、「AQUOS R Compact」という機種が欲しいなら、
- au端末
- ソフトバンク端末
- SIMフリー端末
という、3種類の選択肢があります。
また、キャリア向けだけの機種もあり、その場合はその機種の「SIMフリースマホ」版は存在しません。
スマホは店舗では買わない
家電量販店や大手キャリアの店舗では、基本的に端末のみの購入はできません。
必ず回線契約とセットになってしまうので、スマホを購入してからSIMロックを解除して、解約したとしても、値段が高くついてしまいます。
「キャリアのスマホ」か 「SIMフリースマホ」か?
では、購入するなら「大手キャリアのスマホ」と、格安SIM業者の「SIMフリースマホ」では、どっちがいいのでしょう。
大手キャリアのスマホは?
大手キャリアのスマホは、非常に種類が多く、機能面でも充実しています。
- 種類が多い
- 機能も充実している
- ネット販売だと安い
- 格安SIM業者選びに、少し制限がある
私もそうですが、「SIMフリースマホは嫌だ!」という方は、ドコモやauの大手キャリアのスマホを購入するのがお勧めです。
大手キャリアのスマホだと、キャリアと回線契約しないと買えない思っている方もいると思いますが、回線契約しなくても購入する方法があります。
SIMフリースマホは?
「SIMフリースマホ」は、どこの格安SIM業者でも使えますが、種類が少なめで、機能面でも納得できない場合が多いかもしれません。
- どこの格安SIM業者でも使える
- 格安SIM業者で、契約時に購入できる
- 種類が少なめ
- 機能面で納得できない場合も
- ネット販売だと、機種によっては値段が高め
ただし、「SIMフリースマホ」なら、格安SIM業者も扱っているため、契約時に一緒に購入できるというメリットがあります。
スマホを自分で購入する
欲しいスマホを決めたら、スマホの購入に進みます。
キャリアと契約することなく、自分でスマホを購入する場合、「新品」にするか、「中古品」にするかという選択肢があります。
新品を購入する
常に触るスマホだから、「誰が使ったか分からない中古品は絶対嫌だっ!」という方は、新品のスマホを買った方がいいです。私も絶対に新品派です!
新品のスマホは、楽天市場やAmazon
などで、専門店が出品していますので、そこで購入するのがお勧めです。
基本的に、ドコモなど「キャリアのスマホ」は値段が安め、「SIMフリースマホ」は値段が高めです。それは格安SIM業者の選択に、制限があるかないかの違いのためです。
キャリアのスマホ | SIMフリースマホ | |
ネット通販 | 値段が安め | 値段が高め |
格安SIM業者の選択 | 少し制限がある | 制限はない |
「キャリアのスマホ」の方が数万円も安い場合もあり、事前に、格安SIM業者の動作確認済みをチェックしておけば、「キャリアのスマホ」の方がお得だったりします。
ただし、スマホ端末の品ぞろえに関しては、Amazonはかなり少ないため、楽天市場の方が便利です。
ちなみに、楽天やAmazonでは中古品も取り扱っていますので、価格を比べることもできます。
▲今回はAmazonで新品を買いました!
中古品を購入する
中古品でもいいなら、同じく楽天市場やAmazon
などでも、専門店が出品しています。
また、GEOやハードオフなどの実店舗や、ムスビーなどでも安く売っています。
中古品は、ヤフオクやメルカリなどでも購入できますが、個人間での取引のため「ネットワーク通信制限」や「SIMロックの解除の有無」などのトラブルが発生することもあります。
その場合は、出品者側がきちんと対応してくれない可能性もあり、端末は届いても「通信できないっ!」なんてことになりかねなく、結局高くつきかねません。
格安SIM業者で、契約時に購入する
格安SIM業者は、「SIMフリースマホ」を扱っていますので、契約時にスマホ端末も一緒に購入できます。
その場合は、分割払いも可能で、最初に大きなお金を用意する必要がないので便利です。
▲格安SIMのスマホは、SIMフリースマホです
ただし、格安SIM業者で「SIMフリースマホ」を購入するより、楽天市場やAmazon
などで、一括払いで買ってしまった方が安く済む場合が多いです。
格安SIM業者を選ぶ時の注意点
「大手キャリアのスマホ」を買った場合
ドコモなどの「大手キャリアのスマホ」は、そのキャリアの回線を提供している格安SIM業者を選ぶことが重要です。
さらに、回線だけでなく、持っているスマホの「動作確認済み」が取れているかを、格安SIM業者のHPでチェックします。
▲スマホ端末の動作確認済みをチェック
「SIMフリースマホ」を買った場合
「SIMフリースマホ」を購入したのなら、ほとんど、どこの格安SIM業者でも使えます。
回線の種類も、端末の動作確認もほぼ制限はありませんが、一応、格安SIM業者のHPでチェックしておきましょう。
このように、「SIMフリースマホ」は、業者選びに制限がないため、好きな格安SIM業者を選びやすい、という利点があります。
おすすめ格安SIM業者
私が利用しているLINEモバイルなどは、非常に安くてお勧めです。
まとめ
このように、格安SIMを利用する時のスマホ選びは、「キャリアのスマホ」、「SIMフリースマホ」、「新品」、「中古」などの選択肢があります。
そのいずれでも、楽天市場やAmazon
などで購入すると安く済みますし、安全です。
ヤフオクやメルカリでもいいですが、トラブルを避けたいなら、あまりお勧めしません。