どうも、かっしーです!
本やCDの発送などの際、一番メジャーなものは、郵便局の定形外郵便やゆうメールだと思います。
それより料金が安い、クロネコヤマトのクロネコメール便が82円や164円などという価格で送ることができましたが、2015年3月に廃止されてしまいました。
それに取って代わるように、2014年6月、郵便局がクリックポストという配達サービスを始めています。
クリックポストというのは、追跡サービスが付いた発送方法の中では格安で、Amazonマーケットプレイスなどで本やCDを発送する際には最適です。
郵便局のクリックポストとは
自宅でネットで運賃を決済し、ポストに投函することによって、日本全国一律で税込185円(2018年9月に税込164円から値上げ)で荷物を送ることができるサービスです。
例えると、自宅のプリンターで切手を印刷するようなサービスです。
送れる荷物のサイズは、34cm×25cm×厚さ3cm、重さ1kg以内となっていて、本やCDの発送にはぴったりです。
厚さが3cm以内に収まれば、現金や信書、貴重品以外はどんなものでも送れるので、小物類でも厚さ3cm以内に梱包すれば送ることができます。
利用方法
利用にはYahoo!JAPAN IDかAmazonアカウントが必要ですが、ヤフオクやAmazonマーケットプレイスでの利用だけでなく、一般の発送にも使えます。
Yahoo!JAPAN IDでのログインはYahoo!ウォレットでのクレジットカード支払い、AmazonアカウントだとAmazon Payによるクレジットカード支払いになります。
クレジットカードでの支払いになりますので、カードのポイントも溜まります。
クリックポストの特長
クレジットカードで料金を支払って、プリンターでラベルを印刷し、ポストに投函して発送します。なおかつネットで荷物の追跡もできます。
相手方宅の郵便受けに配達してくれ、サインを求める必要がないため、相手方にとっても手間になりません。
便利な追跡サービス
クリックポストの一番の特徴は追跡サービスがあることです。
基本的に、荷物は発送元の集配郵便局、発送先の集配郵便局、相手方宅への配達の時点で記録されます。ポストに入らないなど、配達が出来なかった場合は「郵便局へ持ち帰り」などと表示され、荷物の行方が一目でわかります。

定形外郵便やゆうメールに追跡機能がある簡易書留を加えると、追加で310円かかってしまいます。簡易書留は5万円までの損害要償額が付くものの、これではかなり割高です。
わずか185円で追跡機能まで付くことにより、Amazonマーケットプレイスなどを利用する際、発送トラブルを避けるにはかなり重宝します。
私も以前、幾度か発送に関するトラブルがあり、落札者からクレームのメールが来ましたが、クリックポストで送っていたため、荷物の追跡が可能で、無事に問題は解決しました。
古い履歴は自動的に削除される
ただし、追跡サービスの履歴は古いものから削除されていきます。年中、品物を送っている私ですと、6か月前程度の履歴までは残っています。
しかし、実際に郵便局の引受、到着などの詳細が確認できるのは3か月前くらいです。3か月~6か月前程度の履歴は、配達のデータは残っていても、郵便物の移動履歴は見れません。

ただ、商品が届かないなどのトラブルは1週間程度で連絡が来るので、3か月間も詳細な履歴が残っていれば全く問題はありません。
配達日数は?
公式では、翌日から翌々日にお届けしますと書かれています。
自分も年中送っていますが、近隣県(例:埼玉から千葉)なら翌日に届きます。

遠方の都道府県(例:埼玉から福岡)ですと、翌々日に届いています。

定形外、ゆうメールの方が安い場合も
クリックポストで送れる荷物の大きさは、34cm×35cm×3cmまで、重さが1kgまでで、定形外郵便(規格内)やゆうメールと同じ規格です。
しかし、重さが150g以内だと、5円だけですがゆうメールの方が安くすみます。
そして、100g以内だと45円、50g以内だと65円、定形外郵便の方が安く済みます。
定形外郵便 (規格内) |
ゆうメール | クリックポスト | |
50g以内 | 120円 | 180円 | 185円 |
100g以内 | 140円 | ||
150g以内 | 205円 | ||
250g以内 | 250円 | 215円 | |
500g以内 | 380円 | 300円 | |
1kg以内 | 570円 | 350円 |
ただ、定形外郵便やゆうメールですと、追跡サービスが付きませんので、発送トラブルを避けたいならクリックポストを利用した方が、後々安く付くかもしれません。
荷物を2つに分けても、他の方法より安い
2冊以上の書籍などをまとめて送る場合、厚さ3cmや、重さ1kgの規定を超えてしまうこともあると思います。
定形外郵便(規格内)とゆうメールは、厚さ3cm以上、1kg以上の荷物には使えませんので、定形外郵便(規格外)になります。
すると、500g以内で500円、1kg以内で700円、2kg以内で1020円と一気に高額になります。
それなら、2冊を1冊づつ分けて梱包し、厚さ3cm以内、重さ1kg以内に収まるようにすれば、クリックポストで185円×2冊の370円で済みます。
定形外郵便 (規格外) |
クリックポスト (荷物を分けて梱包) |
|
50g以内 | 200円 | 185円×2=370円 |
100g以内 | 220円 | |
150g以内 | 290円 | |
250g以内 | 340円 | |
500g以内 | 500円 | |
1kg以内 | 700円 | |
2kg以内 | 1020円 | |
4kg以内 | 1330円 |
当たり前ですが、荷物を分けることができない場合は、この方法は不可能です。
あまりないと思いますが、まとめた荷物の重さが250g以内なら、定形外郵便(規格外)のまま発送した方が安いです。
同じ宛先でも、ラベルの印字は再度の支払いが必要
クリックポストは、料金を支払えば30分間は同じ宛先のラベルを何枚でも印刷できます。
しかし、ラベルを複数印刷しても使えるのは1枚のみで、同じ宛先に2つ以上の荷物を送りたい場合、もう一度料金を支払う必要があります。
同じラベルを使って2つの荷物を送ろうとしても、バーコードで管理されているため、差出人に戻ってきてしまいますので注意してください。
ラベルの手書き修正はできない
基本的に、印刷したラベルを手書きで修正することはできません。
しかし、私の経験ですと、印刷が擦れてて見にくいため、手書きで分かりやすく補正した程度ですと大丈夫でした。
住所などの完全な修正は受け付けてもらえないと思いますので、ご注意してください。
荷物のサイズがオーバーして、返送されたら
クリックポストはポストに投函し、郵便局員が回収して郵便局でサイズを測ります。その時にもしサイズがオーバーしていたら、商品に理由が記載された紙が貼られて、発送元に返送されてしまいます。
通常の郵便物だと、郵便局で回収した時点で消印などを押してしまうため、自宅に返送されてしまうと、再発送する際に、また料金を払わないといけません。
しかし、クリックポストの場合は消印を押すシステムではないため、クレジットカードでの支払い手続きが完了していても、回収した郵便局から宛先の郵便局に送られない限り、料金を請求されることがないのです。
再度、荷物を規定サイズに収まるように梱包し直せるなら、同じラベルを再印刷して張り付ければ、追加料金なしで再発送できます。
規定サイズに収まらず、別の発送方法に変えても、最初に支払ったクリックポストの有効期限が過ぎれば、料金を請求されることはありません。とってもお得なサービスなのです。
厚さなど、サイズがギリギリで心配な場合は?
クリックポストはポスト投函のため、サイズが規定に収まっているかどうかは、集荷した郵便局で測られます。そのため、サイズがギリギリの場合は、送れるかどうか自分では判断が難しいです。
もし、サイズがオーバーし、自宅に返送されてしまったら、余計な時間がかかってしまい、ネットオークションなどでは落札者に迷惑が掛かってしまいます。
サイズがギリギリで心配な場合は、「集配郵便局」に直接持参するといいです。そこでサイズを測って、規定に収まっていればそのまま出荷できます。もし、サイズオーバーしていたら、新たな配送方法に変えればいいのです。
ただ、一番近い簡易郵便局などの場合も、窓口でサイズを測ってくれますが、最終的なチェックは集配郵便局で行いますので、あまりにギリギリのサイズだと、集配郵便局のチェックが通らなく、返送される可能性もあります。
まとめ
他の商品と同じですが、クリックポストは商品を自分で梱包する必要があり、封筒などの梱包材の値段もかかります。
さらには、ラベルを印刷する手間もあります。それでも、ここまで料金が安く、追跡機能までついているサービスはないです。
発送トラブルが起こりがちのネットオークション、Amazonマーケットプレイスなどの発送にはうってつけだと思います!