ビレッジハウス

隙間だらけの激安賃貸ビレッジハウスのゴキブリ対策の方法とは?

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激安賃貸住宅のビレッジハウスはゴキブリが比較的出やすい物件といえますが、その対策方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、ビレッジハウスに3年間住んでいる私が、しょっちゅう現れていた「G」の出現を完全に食い止めた方法を解説します。

ゴキブリの対策方法は?

「G」の対策方法といっても色々ありますが、主なものは次のような方法に分けられると思います。

ゴキブリの対策方法
・外からの侵入を防ぐ
・部屋に棲み付かないようにする
・棲み付いてしまった「G」を殲滅する
・出現してしまった「G」を始末する 

まず、一番大事なのは、「G」を外から室内に物理的に侵入されないようにすることです。

そのためには、まず網戸がない部屋に網戸を設置したり、窓のサッシの隙間をテープなどで塞いだりして、ヤツらの侵入経路を完全に断つことです。

また、侵入経路は外からとは限らず天井裏などの建物内部から室内へと侵入する可能性もあり、部屋の壁と天井の隙間など、部屋のあらゆる隙間を埋めることも重要です。

そして、この部屋の隙間を埋めるという作業は、万が一、部屋に侵入してしまった場合でも、ヤツらの住処をなくすことにも繋がります。

同時に、もし部屋のどこかの隙間にヤツらが棲み付いてしまった場合、その隙間が埋められていれば、その住処から出ることはできなくなります。

ビレッジハウスは築年数が古く、部屋中隙間だらけですので隙間を埋めるのには時間がかかり、それまでの対策として、「G」が嫌う忌避剤などを使用することも有効です。

そして、もし現れてしまった場合、見なかったことにするのではなく、すぐに抹殺することが、今後の繁殖を防ぐことにも繋がります。

まずは網戸を設置する

さて、ビレッジハウスは築年数が古いゆえ、網戸が設置されていない部屋がある場合が多く、私の部屋でも、洋室とお風呂場に網戸がありませんでした。

網戸がなければ、窓の隙間を潜ってくるどころか、堂々と窓から侵入してきてしまいます。

中央が磁石になっていて自動で閉まるカーテンタイプの網戸がありますが、あれは蚊などの侵入を減らす効果はありますが、下方が隙間だらけで「G」の侵入を防ぐことは全くできません。

「G」の侵入を防ぐ網戸を設置するには、隙間が完全にない網戸を作る必要があり、ちょっとしたDIYなどをしないといけないのです。

私は、ホームセンターやネットなどで、木の角材(15mm×15mm×2m)とL字金具、強力な両面テープを買ってきて、自作することにしました。

まず、木の角材を網戸を設置したい窓の外側部分の長さに合わせてノコギリで切り、上下左右の4つの木枠を作ります。

それを窓の外側に、強力な両面テープで貼り付け、四方をL型金具で補強し、さらに木が浮かないように、中間を支える木枠も設置します。

その木枠を土台として、マジックテープ式の網戸やマグネット式の網戸を設置することで、網戸を隙間なく設置することができました。

ただ、この方法だと、窓からベランダに出ることはできなくなってしまい、台所のドアから出ることになります。

▲ベランダから見た洋室の窓

自分の場合、マジックテープ式の網戸だとマジックテープの隙間から小さな羽虫が大量に入ってきたので、さらに外側にマグネット式の網戸も重ねて二重網戸にしました。

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室内のあらゆる隙間を塞ぐ

さて、網戸の設置とともに、室内の部屋の隙間を埋める作業も同時に行っていきます。補修用パテや粘土、養生テープなどを利用して、隙間を埋めていきます。

ただ、部屋中隙間だらけのビレッジハウスの壁の隙間を埋めていくのは至難の業です。

また、ビレッジハウスの場合、壁はコンクリートの上にペンキのベタ塗りの場合も多く、その場合はテープを使用することで、剥がした時に壁のペンキが剥がれてしまいます。

すると、退去する際、修繕費用を請求される可能性もあるので、注意が必要です。その場合は、退去する際にペンキを塗り直して、補修するとよいでしょう。

補修用パテは、チューブタイプのものが隙間を埋めるのには使いやすいです。ただ、壁のペンキと色が違うとちょっと格好悪くなってしまうので色選びが難しいところです。

この、部屋の隙間を埋めるという「物理的対策」が、最もG対策の効果的な方法であり、この対策が完璧ならゴキブリが迷い込んで現れてしまうこともありません。

忌避剤を使用する

さて、隙間だらけのビレッジハウスは、その目張り作業にも時間がかかりますから、その間の対策として、忌避剤を使用することも有効です。

忌避剤とは、「G」などの害虫が嫌う成分が入った薬のことで、それを撒いたり設置しておくことで、「G」などを寄せ付けないようにします。

ゴキブリはハーブの匂いを嫌うので、ヤツが現れそうな場所や、現れてほしくない場所にハーブの匂いをするものを吹き付けておくと、ヤツが嫌って現れにくくなります。

中でも、「天然ハッカ油スプレー」はかなり強力で、人間が吸い込んでも咳き込んでしまうくらいに粘膜を刺激する作用があり、ヤツに対してもかなり効果的です。

一方、アース製薬の「ゴキブリよけ」は優しいミントの香りがする薬で、置いておくだけなので手軽で、効果も1ヶ月ほど持ち、その効果も比較的高いです。

また、「アロマティカス」という多肉植物は甘いミントの香りを発する植物で、こちらは半永久的に使用できます。ただ、水やりなどの手間をかける必要があります。

▲キッチンに「ゴキブリよけ」を置いておくのも効果的

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ただ、「G」とて、人間と同じように色んなやつがいて、ハーブの匂いを気にしないヤツもいて、特に幼虫には効果が低めです。

これらのゴキブリ忌避剤は一定の効果はあるものの、完璧なG対策ではなく、Gの侵入経路を完全に塞ぐまでの一時しのぎに過ぎないことを覚えておきましょう。

家のどこかにいる「G」対策

キッチンなどで「G」が現れたものの、殺虫剤がなくて見てみぬふりをしてしまったり、毎日のように「G」が現れる場合、「G」が家の中に棲み付いている可能性があります。

「G」が棲み付いているということは、家のどこかに住処があり、そこで繁殖している可能性が高いです。

このような場合は、いわゆる「毒餌」という物を使って、あえて「G」をおびき寄せ、巣に帰った「G」を巣ごと殲滅させる方法を取ります。

毒餌には、ホウ酸団子、コンバット、ブラックキャップなどがありますが、効果が高いと言われているのがブラックキャップです。

キッチンやトイレなどの水回りにこれらの毒餌を置いておき、それを食べた「G」が巣に戻った頃にそのGが死に絶えます。

Gは共食いをする性質があり、他のGはその死んだGを食べることで、毒餌を体内に吸収し、連鎖的にGが死滅するのです。

この方法は、「G」を一旦呼び寄せることになるので、G嫌いにはあまり歓迎できない手法になりますが、巣が特定できない以上仕方ない方法です。

この対策をしつつ、部屋の隙間を埋める作業も並行して行うことで、ある段階から「G」の出現がぱたりと止まるはずです。

ただ、注意したいのは、これらの毒餌は部屋に棲み付いてしまった「G」の殲滅を目的としていますから、ベランダなどの部屋の外には置かないことです。

毒餌をベランダや玄関の外などに置いてしまうと、これはあくまで「餌」ですから、外のGを部屋の近くに誘導してしまいます。

すると、間違って部屋に侵入する「G」も現れてしまうので、毒餌はあくまで部屋の中に置きましょう。

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出現してしまった「G」への対策

もし、ゴキブリが現れてしまったら、もう足掻いてもしょうがありませんから、大人しく駆除しましょう。見なかったことにすると、巣に戻ってさらに繁殖してしまいます。

ヒカキンさんのように心優しい方は生かしたまま外に逃がしてやるということもできますが、昆虫界トップクラスの足を持つゴキブリを生かしたまま外に逃がすのは至難の業です。

やはり、ヤツらは抹殺すべき存在であり、それに特化した殺虫剤は、アース製薬の「ゴキジェットプロ」でしょう。

宣伝文句に「はいずり回って逃げる余裕を与えない」と記載されていますが、正直「G」は多少逃げ回ります。ただ、瞬殺できるのは事実です。

一般の殺虫剤でも一定の効果はありますが、あまり即効性がなく、あちこち逃げ回られ、相当長時間吹き付けることになり、部屋中に殺虫剤の成分をまき散らしてしまいます。

ゴキジェットも殺虫剤ですので、ヤツを始末したら、窓を開けて換気をしましょう。殺虫剤ですので、人間様もその成分を吸い混みすぎると悪影響があります。

まだ小さい子がいたりペットなどを飼っていたりして、殺虫剤の成分が心配だという方は、フマキラーの「凍殺ジェット」という冷気により瞬殺させる商品もあります。

▲やはり効果的なのがゴキジェットプロ

また、Gに台所用洗剤を吹き付けて始末するという方法があるようですが、そもそも洗剤だと前に飛ばないため命中させるのが難しく、命中したところでほとんどダメージを与えられません。

私も最初は殺虫剤を持ち合わせていなく、手持ちの洗剤をかけてみましたが、床がびしょびしょに濡れるだけでヤツはピンピンして逃げ回り、抹殺できませんでした。

こまめに掃除をする

さて、外からの侵入経路を塞ぎ、部屋のありとあらゆる隙間などを埋めたら、G対策はほぼ完璧といっていいでしょう。

ただ、埋めたはずの隙間も時間とともに開き、またヤツらの侵入を許しかねません。

それを防ぐために、隙間の定期的な点検とともに、室内に餌となる水や髪の毛、チリなどはあまりないように、常に掃除を心掛けるようにするといいでしょう。

台所は、食事を終えたらすぐに食器を洗い、水滴が残らないように丁寧に拭き取りましょう。

特に、Gが出やすい夏から秋にかけては、部屋はこまめに掃除したいところです。

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まとめ

ということで、築年数が古く、部屋が隙間だらけのビレッジハウスはG対策も大変ですが、ヤツらは魔法使いではありませんので、隙間がないと入って来られません。

その対策さえ完璧ならば、必ずや平和な生活が訪れるでしょう。

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